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太陽礼拝を初心者が習得するには、12のポーズを呼吸に合わせて連続させる練習を1日5分から始めてください。フローを一つずつ覚えるより、まず全体の流れを通しで動いてみると体の使い方がつかみやすくなります。ヨガJPNでは、オンラインヨガのレッスンで太陽礼拝を毎回のウォームアップに取り入れているインストラクターの解説を参考に、初心者がつまずきやすいポイントを中心にまとめました。
目次
- 太陽礼拝がもたらす体感
- 12ポーズの流れと呼吸法
- つまずきやすい3つの動き
- 継続のための工夫
- よくある質問
- まとめ
太陽礼拝がもたらす体感
太陽礼拝はサンスクリット語で「スーリヤ・ナマスカーラ」と呼ばれる、12のポーズを一連の流れとしてつなげる動きです。もとはヨガのウォームアップとして扱われることが多く、朝の練習の冒頭に組み込まれるケースが目立ちます。体を大きく前後に反らしたり丸めたりする動作が連続するため、練習後は体が温まった感覚を得やすいという声が多く聞かれます。ただし体感には個人差があり、同じシークエンスでも人によって温まり方や筋肉の張り方は異なります。
呼吸と動きを合わせる意味
太陽礼拝では、腕を上げる動作で息を吸い、体を折りたたむ動作で息を吐くというように、1つの動きに1回の呼吸を対応させます。呼吸を先に決めてから動きを合わせるのではなく、まず動きをゆっくり覚え、後から呼吸のタイミングを重ねていくと混乱が少なくなります。初心者のうちは呼吸と動作がずれても問題はなく、10回、20回と繰り返すうちに自然と揃ってくることが一般的です。
練習前に知っておきたいこと
太陽礼拝は反り腰や前屈を含むため、腰痛や膝の違和感がある場合は動きを浅くする、あるいは一部のポーズを省略するなど無理のない範囲で行ってください。体調がすぐれないとき、めまいや吐き気を感じたときは練習を中断し、必要に応じて医師に相談することをおすすめします。健康状態への影響には個人差があり、太陽礼拝を行えば必ず体調が改善するというものではありません。
12ポーズの流れと呼吸法
太陽礼拝には複数のバリエーションがありますが、ここでは多くのヨガスタジオやオンラインレッスンで採用されている基本的な12ポーズの流れを紹介します。下記の表は、ポーズの名称と対応する呼吸、動きのポイントをまとめたものです。
| 番号 | ポーズ名 | 呼吸 | 動きのポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | 合掌のポーズ | 自然呼吸 | マット前方に立ち、胸の前で両手を合わせる |
| 2 | 上向き合掌 | 吸う | 両腕を頭上に伸ばし、軽く胸を反らす |
| 3 | 前屈のポーズ | 吐く | 股関節から体を折りたたみ、手を床や足首に添える |
| 4 | ハーフリフト | 吸う | 背中をまっすぐに伸ばし、目線を斜め前に向ける |
| 5 | 片足バックランジ | 吐く | 片足を大きく後ろに引き、腰を落とす |
| 6 | 板のポーズ | 止める | 両足を後ろにそろえ、体を一直線に保つ |
| 7 | 八点のポーズ | 吐く | 膝、胸、あごを床に近づけ、腰を浮かせる |
| 8 | コブラのポーズ | 吸う | 両手で床を押し、胸を前方に持ち上げる |
| 9 | ダウンドッグ | 吐く | お尻を高く上げ、体で三角形をつくる |
| 10 | 反対側バックランジ | 吸う | もう一方の足を前に踏み込む |
| 11 | 前屈のポーズ | 吐く | 両足をそろえ、再び上体を折りたたむ |
| 12 | 上向き合掌 | 吸う | 両腕を頭上に伸ばしてから、胸の前で合掌して終える |
前半6ポーズの動き方
前半は立位から始まり、腕を伸ばして体を反らし、そこから折りたたんで前屈に入る動きが中心です。ハーフリフトでは背中を丸めず、床と平行に近い角度まで上体を起こすと、次のバックランジへの移行がスムーズになります。片足バックランジでは、前足の膝がつま先より前に出過ぎないよう意識すると膝への負担を抑えやすくなります。板のポーズは肩の真下に手首がくる位置を目安にし、腰が反りすぎたり落ちすぎたりしないよう体幹で支えます。
後半6ポーズの動き方
後半は八点のポーズからコブラ、ダウンドッグへと体を波打たせるように動かします。八点のポーズでは腰を浮かせたまま膝と胸とあごの3点を先に床へ近づけ、そこから手のひらで床を押してコブラへ移行すると腰への負担が少なくなります。ダウンドッグでは、かかとを無理に床につけようとせず、膝を軽く曲げてでも背中をまっすぐ保つことを優先してください。反対側バックランジ以降は前半と左右対称の動きになるため、体の使い方を鏡合わせで確認すると覚えやすくなります。
つまずきやすい3つの動き
太陽礼拝は動作数が多いため、初めて練習する人は途中で流れを見失いがちです。ここではオンラインヨガのレッスンでよく寄せられる質問をもとに、つまずきやすいポイントを整理します。
呼吸が止まってしまう
動きを覚えることに集中すると、無意識に呼吸を止めてしまう人が少なくありません。呼吸が止まると体がこわばりやすく、次の動作への移行も硬くなります。対策として、最初の1〜2週間は動きの正確さよりも「吸う・吐く」を声に出さずに心の中で唱えながら進める練習が有効です。慣れてきたら声に出さなくても呼吸と動きが自然にリンクするようになります。
股関節が硬くて辛い
前屈やバックランジで股関節の硬さを感じる場合、膝を軽く曲げる、歩幅を狭くするなど可動域に合わせて調整してください。無理に手を床につけようとすると腰や太ももの裏を痛める原因になります。ブロックやクッションを手の下に置いて高さを補う方法も、多くのヨガクラスで採用されている一般的な工夫です。
スピードが速すぎる
動画や配信レッスンを見ながら練習すると、インストラクターのペースに合わせようとして動きが雑になることがあります。初心者のうちは1ポーズごとに2〜3呼吸かけてもかまいません。目安として、12ポーズを一巡するのに1分半〜2分程度かける練習から始め、慣れてきたら1分程度まで短縮していく流れが無理のない進め方です。
継続のための工夫
太陽礼拝は1回だけ行うよりも、数週間続けることで動きの流れが体になじんでいきます。継続の仕方によって習得のスピードは変わります。
練習する時間帯の目安
朝は体が硬い状態から始まるため、寝起き直後よりも軽く体を動かしてから取り組むと関節への負担が少なくなります。夜に行う場合は、交感神経が刺激されて寝つきに影響することがあるため、就寝の直前は避け、就寝の1〜2時間前までに済ませるという進め方をしている人もいます。どちらの時間帯が合うかは体質やその日の予定によって異なります。
週の頻度と体への負担
毎日1〜3セット行う人もいれば、週に3〜4回のペースで取り入れる人もいます。頻度に決まりはありませんが、翌日に筋肉痛や関節の違和感が強く残る場合は、回数を減らすかポーズの深さを浅くして様子を見てください。体調がすぐれない日は無理に続けず、休養を優先することも練習を長く続けるうえで欠かせない判断です。
よくある質問
Q1. 太陽礼拝は何分くらいかかりますか
1セット(12ポーズを一巡)にかかる時間は、初心者で1分半〜2分程度が目安です。3〜5セット続ける場合、合計で5〜10分程度になることが一般的です。
Q2. 体が硬くても始められますか
始められます。前屈やバックランジで手が床につかない場合は、膝を曲げる、歩幅を狭くするなど動きの範囲を調整して構いません。柔軟性は繰り返すうちに少しずつ変化していく人が多いですが、変化の度合いには個人差があります。
Q3. 生理中でも行って大丈夫ですか
体調に大きな問題がなければ行っている人もいますが、逆転のポーズを避ける、動きを緩やかにするなど配慮する人も少なくありません。体調に不安がある場合は無理をせず、休むか医師に相談したうえで判断してください。
Q4. マットがなくてもできますか
板のポーズや八点のポーズでは手や膝を床につけるため、滑りにくい床であれば代用は可能ですが、ヨガマットを使うと手首や膝への負担を軽減しやすくなります。フローリングの上で直接行うと滑って転倒するおそれがあるため注意してください。
Q5. 朝食前と朝食後どちらがいいですか
前屈やねじりを含む動きのため、満腹の状態で行うと胃のあたりに圧迫感を覚える人がいます。食後すぐよりも、食事の前、または食後1時間程度あけてから行う進め方をしている人が多い傾向です。
Q6. 腰痛があっても行えますか
コブラのポーズや前屈で腰に痛みが出る場合は、反らす角度を浅くする、前屈の深さを膝の高さまでにとどめるなど調整してください。痛みが強い、しびれを伴うといった場合は練習を中止し、医師や専門家に相談することをおすすめします。
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まとめ
太陽礼拝は12のポーズを1つずつ確実に覚え、呼吸を後から重ねていく順番で練習すると習得しやすくなります。前半は反らして折りたたむ動き、後半は波打つように体を動かす流れという構造を意識するだけでも、通しで動いたときの迷いが減ります。股関節の硬さや呼吸の乱れ、スピードの速さといったつまずきポイントは、歩幅や呼吸数を調整することで対応できる範囲がほとんどです。体調に応じてポーズの深さを変えながら、週に数回のペースで継続していくと、太陽礼拝の流れが少しずつ体になじんでいきます。
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本記事はヨガJPN編集部が各ヨガ協会・インストラクター監修情報をもとに作成しています。体に不調がある場合はヨガを行う前に医師にご相談ください。情報の正確性には万全を期していますが、最新情報は各公式サイトをご確認ください。 編集ポリシーはこちら
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